40歳の時に大手結婚紹介所に入会したもののシステムに不満を感じ、また、地元の福島県郡山市で結婚相手を見つけたいと思い、地元密着型の紹介所おポピークラブに入会しました。
私の実家も妻の実家も同じ市内で、周りは農家が多く田んぼや畑がひろがる田舎ですが、のんびり屋の私にピッタリです。
ブラック企業で婚活もできない日々を乗り越え
30代半ば頃まで、首都圏で就職・転職し生活していましたが、Uターンすることになり地元に戻ってきました。
「そのうち結婚したいな」程度には考えていましたが、福島に戻ってか就職した会社はブラック企業ばかり。暫くは収入も安定せず結婚する事はおろか女性と交際することも考えられず、半ば諦めていました。
ようやく、今の会社に就職して収入も安定したので「婚活」を始めてみようかと考えました。
因みに40歳近くなると、周りからもよく聞かれることがあります。
「何で結婚しないんですか?もしかして男性に興味があるんでは?」「あっちの趣味がおかしいんでは?」と、大体大なり小なり変態扱いに近いものでした。
私は長男なのですが、兄弟2人はすでに結婚しており私一人だけ置いて行かれたような状況でした。また、親戚からも事ある毎に、チクリチクリと結婚を催促されるようになり、正直私には苦痛でした。
気は焦るばかりですが、婚活をするといっても具体的にどうすればいいかも分からず、ましてや「女性を紹介してくれ」と頼めるような知り合いもおらず、適齢期と思える30代の女性は周りにいないという「ないないづくし」で婚活をスタートすら出来ない状態でした。
そんな中で、お金を払って紹介してもらえば効率的に探せるのではないかと思い、「結婚紹介所」を探すことにしました。
結婚相談所選び
私が利用した結婚紹介所は2つあります。
最初は、データマッチングで紹介してくれる大手結婚相談所「サンマリエ」を雑誌の広告で目にしました。
首都圏にしか拠点がない結婚紹介所がほとんどである中、私の住んでいる地元の駅前ホテルに週末は担当者が在中するということ(担当者の営業所は宇都宮でした)が決めてとなりwebからコンタクトしてみることになりました。
2つ目に、入会したポピークラブは県内全域で活動しているため地元密着型が大きな特徴でした。
紹介してもらえる女性もほとんど県内(たまに近県というケースもあるようですが)で、遠距離恋愛の際に、距離を理由にお断りされた経験を持つ私にとって、距離的な心配をしなくていいというのも安心材料でした。
普段、道端の建物などの壁の広告を目にしており興味があったというのもコンタクトを取った理由です。
最終的に入会の決め手となったのは料金でした。入会費、月会費(紹介料含む)、交際成約料、成婚料など担当者の手間が発生するときにのみお金を支払うシステムがメリットでした。
「今月は都合が悪いので紹介は来月で結構です」と言えば月会費は無料になるので、自分の希望で調整できる点でした。(私は早く紹介してほしかったので、結局、毎月所介してもらいましたが)
サンマリエについて
サンマリエのメリット・良かった点
担当者のイメージ
サンマリエで驚いたのは担当者の反応のスピードでした、メールを送ったらその日に「詳しくお話を伺いたいので今度の土日お会いできますか?」と連絡ありました。
一番の決め手は「私の置かれている立場をきちんと理解して、誠意をもって親身に回答してくれる態度」でした。メールも読み切れないほど書いてあり「ここまで一生懸命に考えてもらえるのだったら」とその時点で、半ば入会したような気分になっていました。
会員数の多さ
サンマリエは、最低でも2か月に一人は紹介されます。データマッチングシステムという全国の会員の年齢、趣味、年収、身長体重、などのデータでコンピュータが自動的に会う人を探してくれる大手結婚相談所ならではのシステムです。
たくさんの会員から紹介してもらえるので、成功する確率は上がるのがメリットです。
サンマリエの欠点、デメリット
料金の高さ
料金の高さがデメリットです。基本料金のみで40万円です。
ローンでもできるもののパーティーやイベントなどは別途料金で、しかも会員として活動できるのは2年間との制限付き。
紹介までの時間がかかる
入会後直ぐに疑問を感じる出来事が続いたのですが、入会しても「紹介しますのでお待ちください」と言われたまま、何時になっても紹介の連絡が一切無く3か月放置されたことでした。
まったく合わない女性を紹介された
やっと紹介された女性は、ちょっと好みがどうこうではなく、ふてくされたような態度を取る方で気分で最悪の印象でした。
私の顔を見てそうなったのか、そういう人だったのか分かりませんがとにかく不愉快でした。
結局、活動期間は半年あまりで、以降の活動は自分から停止しました。(当然ローンの残りは払い続けました)
ポピークラブについて
ポピークラブの良かった点、メリット
データマッチングではなく人が探して紹介
ポピークラブの場合は、月に一人紹介されるというものでしたがコンピュータを使ったものではなく、担当者が長年の経験から趣味などが合うと判断した方を紹介してくれる内容でした。古いやり方にも見えますが意外にこのやり方が質の高いものでした。
地元の人を紹介してもらえる
お相手と会う場は、ポピークラブの営業所がある郡山駅前のホテルで、家からも近かったので非常に助かりました。
紹介される女性も同じ市内の方、もしくは、隣の町程度で地域の話から会話をするきっかけを作りやすかったこともいいと思ったポイントです。
ポピークラブのデメリット
身近な人だとお断りした後が気まずい
ポピークラブの場合は、近距離の方を紹介していただけるのはメリットではあります。しかし、お会いした時にお互いの職場など詳しいことを話すと、お断りされた場合は詳しいことを知っているがために、その場所には近寄れなくなってしまいました。
「もし、その人が勤めている会社の近くに行き、ばったり会った際にこちらの顔を覚えていたら」と考えると遠ざけるようになってしまいました。
実際行きつけの場所があったのですが、近くにお断りされた方の勤務先があり、それ以来疎遠に。(結婚してからは気にせず行けるようになりましたが)
近距離の方を紹介してもらえるということは、それだけ遭遇する確率も上がるということにもなります。
結婚相談所で結婚するために必要なこと
自分の好みをはっきりさせること
結婚紹介所の有効な使い方としては、まず自分の意思をはっきりさせること、自分の好みなどの希望はきちんと話をして理解してもらうことです。
自分の悪かったところを反省する
お断りが続いた時にイライラし「担当者さんの紹介してくる女性が好みの人ではないからうまくいかないんだ」と文句を言ってしまったことがあります。
でもそんな当たる暇があったら、自分のどこが悪かったのかきちんと反省して次に生かすことも必要です。
結婚相談所の担当者にも言うことは言う
担当者の対応が、少し手を抜いているなと感じたらチクリと言ってみるのも「この人には気を抜けないな」と思わせることできちんとした対応を心がけてもらえるようになります。
結婚の意思表示をはっきりとする
恋愛に関しては、よく先輩や友達からは「いつも詰めが甘いなぁ」と言われていましたが、いつも交際している女性に対しても“結婚したい”という態度をうまく表現できず、中途半端でした。いざとなると怖気づいてしまい、男らしさを感じられなかったのかもしれません。
結婚い必要なのは「最後の詰め」です。結婚相談所は、結婚したい人が集まっているところなので、結婚するかしないかの意思表示を常に求められ背中を押してもらえます。
普段、なかなか意思表示ができない人や中途半端になっている人には、結婚相談所はおすすめできるシステムです。
婚活中うまくいかない時の乗り越え方
ポピークラブに入会してから連続で6回お断りされました。
2度3度とお断りされるうちに、段々と自分に自信が持てなくなり、女性に対しても「おもて面はいいけど心の中では笑ってんだろ?」と偏屈していくのが分かりました。
正直私は顔も良くなく、頭も薄く、年収もほどほど、ちょっと太めと、いいところはありません。そんな私ですのでそんな風に相手を疑うようにもなっていました。
断られても立ち直り、次の紹介を受けるようになれたのは、将来の自分を明確に描けたことです。
以前、先輩から「家に帰ると明かりがついていると、思わずホッとしていいぞ!」と言われたことがあり、アパートに帰った時に明かりがついていないと次第に寂しく感じるようになったことがありました。
その寂しさをバネにして、明かりがついている家に帰った時の安堵感を想像しながら婚活を続けていました。
また、胃腸炎などになった時のことですが、一人でもがき苦しんでいる時に、「誰かいてくれれば安心するのに」と絶望にも似た孤独感を感じたことも一因です。また、将来孤独死したらと考えるとゾッとします。
将来の楽しそうな自分の姿を明確に描けるかどうか、ということが何度断られても次を向く原動力になった気がします。
婚活中の方へ
30歳過ぎになると性格もほぼ出来上がり、固定観念の塊になったり、意固地になったりと偏屈する傾向が多く見られやすく、40歳を過ぎる頃には結婚するのは難しいとよく言われます。(40代で結婚できるのは数%とも)
それに年齢を重ねるごとに分かったことですが、若い頃と同じ様なチャンスがいつまでも続くとは限らないということ、女性と会える機会は減るということです。
私も学生の頃や20代前半のころは付き合った彼女は人並みにいましたし、結婚を考えていたこともあります。でも30歳になった頃から、それまで紹介してくれた友達(特に女友達)が、結婚することにより疎遠になり紹介ルートは段々無くなっていきます。
それに、30歳過ぎてくると残っている女性も少なくなり、友達伝いでは会える確率も低くなりますが、それをきちんと認識することです。
また、自分の欠点を気にしすぎない、ということです、皆、年を重ねると、しわが増えてきたり、腹が出てきたりと劣化していきます。私の場合20代前半から頭が薄かったのですが、30歳になる頃には見事にハゲ上がっていました。
普通なら、「俺は頭薄いから、もう結婚できない!」と思うところですが、そう思ってしまうと負けたことになります、女性にもその自身の無さを見透かされてしまい、魅力を感じてもらえなくなります。
女性は、男らしい人を好みます。それぞれ自分の嫌な部分はありますが、辛くても前向きに頑張ってみてください!
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ひとことに、「私にあった結婚相談所」と言っても、あなたの年齢、相手に求める条件、カウンセラーにどこまでサポートしてもらいたいか(合う人を紹介してもらえたらOK?お見合いまで立ち会って欲しい?その中間?)など希望する結婚相談所は、人それぞれ違うはずです。
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